今回は番外編 原則ベンチマークではございません
SSD障害により起動できなくなったPCのSSDです
どのような挙動をしているか❔❓の一例です
💻母体:ASUS ZenBook UX330UA
症状:OS起動不良(ロード中,グルグル中に直ぐフリーズ)
ストレージ認識できない(厳密には超異常遅延で真面に認識しない)
RAWになってます
「アクセスできません..パラメーターが間違ってます..」と表示され読み込めない障害です
外から診たSSD "DISKINFO"では正常と表示されています..が
この表示までに5分程度かかっています
Model : INTEL SSDSCKKW256H6
Disk Size : 256 GB
Interface : Serial ATA
Transfer Mode : SATA/600 | SATA/600
Power On Hours : 716 時間
Power On Count : 2921 回
Host Reads : 10034 GB
Host Writes : 8236 GB
NAND Writes : 2502 GB
Temperature : 41 C (105 F)
Health Status : 正常 (91 %)
specシートはIntel 540s Seriesを参考
公称値: 耐久性評価 (書き込み上限数)は73 TBW
HOST側は8.2TB
NAND側は2.5TB
TBW書き込み寿命による障害には程遠いはず
使用時間が少ない上、NAND側へ書き込み僅か2.5TBです
動画編集等の大きなファイルは扱わず
事務的な文書,基幹系の作業でしか利用されていなかったとのことでした
716時間..なんと短命な。。(HOST~NANDの差はキャッシュ量ですかな)
結局のところ、起動不良の原因はセクター障害(Bad Sector)だった訳ですが
ベンチマーク(SATAに直挿しするとPCがバグる為,USB接続で計ってます
ちなみにデータ復旧完了後に行ってます)
不安定な大波です
このSSDはROM化と申してよいのでしょうか
読み込みは何とか可能でしたが書き込みは行えなくなっております
いわゆるセキュア消去を行い表面上は消去作業が完了しますが
リスタートするとまるでゾンビのようにデータが戻ってしまうという
逆に言えば、そのおかげで必要なデータは復旧できたという
理にかなったROM化といえば、そうなのでしょう
さて "DISKINFO"で正常と表示されていた訳は..
復旧中は使用時間/読込量は加算されて
勿論、書込量は止まったままです
恐らく、しきい値が注意ランクに達していないのでしょう
他のSMART確認ソフトも同じ表示です
。。というか そもそも メーカーさんの設定のしているしきい値
項目は多いものの 大事なところ 0だもの..
目安だしネと言い聞かせて今日もボヤくのであった
ちなみにROM化に遭遇したのは2回目です
いわゆるROM化は書き込み寿命が尽きて、読み込み専用になる事です
その前に故障の多くはコントローラが果てる方が多いのですが
(上は初回確認時、下は復旧作業後バグるのでUSB接続へ切り替え)





